資料
2017.11.22(水)
【刃先の噛み合わせ調整】について
刃先の噛み合わせ調整について
研磨後の刃先の噛み合わせ調整は基本的にハンドルを少し曲げさせていただくか、ヒットポイントを削らせていただきます。状態によりヒットゴムを交換させていただく場合もあります(スタンダードなタイプは200円程度)。これはハサミの構造上必要になることですのでご承知おきください。
詳しくは下記をご参照ください
刃を研磨すると多かれ少なかれ刃先の嚙み合わせ調整が必要になります。
刃こぼれが無い場合は研磨の量が少なくて済むので、ほとんどの場合、調整しなくてもいいのですが、刃こぼれがある場合や刃が著しく摩耗している場合はそれが無くなるまで研磨しなければなりません、研磨すると刃は痩せてしまうので刃先が開いてくるという事になり刃先の噛み合わせ調整が必要になります。
調整の仕方は大きく分けると二通りあります。
■ハンドルを曲げて調整する方法
■ヒットポイントを削って又は交換して調整する方法(状態が悪い物はハンドルも削らせていただく場合があります)
です。
当店ではハンドルを曲げて調整する方法を優先させていただいてます。
ハンドルを曲げる方法の場合、親指のストロークが変わらないというメリットがあるからです。使用感が変わらず刃先の調整が可能となります。
ただしこの方法はハンドが容易曲がる物のみとなります。
ハンドルが曲がらない物、曲げるのが困難な物もあります。
なぜできないかというと、調整しようとするとハンドルが折れてしまうからです。
もちろん追加で費用や納期をいただける場合は、そちらの方法をとらせていただきます。そちらの方がよろしければご依頼時にご連絡お願いします。
鋳造で作られたハンドル、木製のハンドルは基本的に曲がりません、そのためヒットポイントを削って調整する必要があります、ヒットポイントを削っても調整が出来ない場合はハンドルも削らせていただきますのでご承知おきください。それと万が一折れてしまった場合は、当店では修復困難となり弁償もできませんので予めご了承ください。
硬度の高い鋼材や、鍛造でつくれたハンドルは非常に硬くバネ性もあるので調整は困難となります、中には調整できる物もありますのでハンドルで調整させていただく場合もありますが、リスクが高いと判断した場合はヒットポイントを削らせていただきます。ヒットポイントを削っても調整が出来ない場合はハンドルも削らせていただきますのでご承知おきください。
万が一ハンドルが折れた場合はしっかり溶接させていただき、綺麗に磨きあげる必要がありますので追加で納期をいただく事になります。
納期と費用は修理前に連絡させていただきますので、ご協力お願いいたします。
※当店では基本的に上記の内容で進めさえていただいてます、問題がある場合やご要望がある場合は事前にご連絡お願いします。